西ベンガル州コルカタ近郊で観光地としても運営されているバラ園ルプナラヤン(Rupnarayan)ではイタリアの商工機関と協力し、品種改良してトゲをなくし形や色のよいバラを栽培し、主にEU圏へ輸出することを目指している。
7月26日付ANI通信が報じた。
半年ほど前にイタリアからの代表団がインド商工会(ICC)を訪れたことをきっかけに、ベンガル産バラの輸出向け品種改良プロジェクトが始まった。
元来同バラ園で栽培していたバラは柄が短くトゲが多いものだったが、「欧州の家庭でよく使われている大きめの花瓶に活けることを考え」柄を長くし、またトゲをなくすことで「恋人たちの愛のささやきを邪魔しない」品種に改良する。
輸出用バラ栽培には22軒の農家が名乗りを上げ、9月から栽培を開始、来年2月にオランダのアムステルダムで開催される「国際フラワー・オークション・マーケット(International Flower Auction Market)」への出品を目指す。
参加するバラ農家も収入の向上が見込めるため希望を持っている。