
バンガロールでのある夜。
イベント会場からホテルに戻ろうとしたシッダールタさんの前に1台のオートリクシャーが止まり、中のリクシャー・ワラー(運転手)さんから「あなたのことを憶えている。ホテルまで乗せていったことがある」と声をかけられました。
それならとシッダールタさんは、「じゃあ、今晩もリッチモンド・サークルの同じホテルに連れて行ってよ」とだけ言い、あとは黙って座っていたそうです。
かくしてリクシャー・ワラーさんの行った通り、正しいホテルの前に停車したのでした。
そのホテルは、ほとんどのタクシー運転手さんや他のリクシャー・ワラーさんの間で、あまり知られていないようで、簡単に指示するだけではなかなか辿り着けない、少し分かりにくい場所に建っています。
バンガロールに、それほど頻繁に出かけることのないわたしたちにとって、うれしい驚きとなりました。
ASKSiddhi 2014 Photo Gallery