チキン・ビンダルー(Chicken Vindaloo)
16世紀にインドを目指して長い航海を続けたポルトガル人は、食料としてのポークを、ショウガと黒コショウ入りの酢に漬けて保存していたそうです。
カレーなのにポルトガルにルーツがあるという、ミステリアスなゴア料理。
クミンパウダーをふんだんに使用するため、バターや小麦粉などを一切使わないのに、とろみのある、まろやかなカレーとなります。
わが家ではチキンを使いますが、もちろんポークやビーフでもおいしく頂けます。
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材料4人分
クミンシード 大さじ1(15 ml)
ドライ・レッドチリ 4本
ブラックペッパー 小さじ1(5 ml)
ブラックマスタードシード 小さじ1(5 ml)
カルダモンシード 5つ分
フェヌグリークシード 小さじ1(5 ml)
・・・材料A(※できればホール・スパイスを用意すること)
塩 小さじ1/2
砂糖 小さじ1/2
ホワイトワインビネガー 大さじ4(60 ml)
サラダ油 大さじ4(60 ml)
玉ねぎ 半個(みじん切り)
鶏肉(豚肉、牛肉も可) 900グラム(2.5センチ角のこま切れ)
ショウガ 2.5センチ(薄切り)
ニンニク 1片(クラッシュ)
コリアンダーパウダー 小さじ2(10 ml)
ターメリックパウダー 小さじ1/2(2.5 ml)
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@材料Aをすりこぎなどですりつぶし、粉末状にする。塩と砂糖、ホワイトワインビネガーを加えて混ぜ、薄いペースト状にする。
Aカレー用鍋にサラダ油大さじ2を熱し、玉ねぎを中火で8〜10分炒める。火から下ろし、@のペーストと共に軽くフードプロセッサにかけて、荒いペーストにする。
Bサラダ油大さじ2をAの鍋に再び熱し、鶏肉を中火で10分、または全体に色づいてくるまで炒め、火から下ろして脇に置いておく。
CBの鍋でショウガとニンニクを2分ほど炒め、コリアンダーパウダーとターメリックパウダーを加えてさらに2分炒める。
DAのペーストを加え、さらに5分炒める。
EBの鶏肉を鍋に戻し、水300 mlを加える。蓋をして弱火で1時間〜1時間半、肉が柔らかくなるまで煮込む。サフランライス、またはターメリックライスで頂く。
(よ)