
2011年3月11日、午前11時を少し過ぎたころ。
いつものように会社に出勤し、忙しい朝を消化していると、夫から、東京で大きな地震が発生したらしいことを告げる電話を受けました。
電話が全く役に立たないので、わたしのSkype Outを母に使ってもらい、関東地方に住む祖母や兄一家への連絡を継続的に試みてもらいました。
家族の無事を確認した直後、同僚がパソコン上で開いたニュース映像を見て呆然としました。
そこでは、祖国の街が、今まさに巨大な津波に飲み込まれていくさまを、生放送で報道していました。
あの日の災害、そして続く原子力発電所の事故は、(現在も続く深刻な影響も含めて)わたしたちの心に深い傷を刻みました。
どんな命も、自然の脅威には勝てません。
どんな人類の英知も、恐ろしい武器に変化する可能性を秘めています。
地球上の生命はすべて、同じ運命を共有していることを、特に強く意識する日です。
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