インド総選挙を目前に控え、候補者らによる選挙運動がますます熱を帯びるチェンナイで、オートリクシャーの車体を利用したPRが行われている。
チェンナイをはじめインドの大都市でオートリクシャーを運行するドライバーらの多くは、時に16時間を超す長時間労働の割に合わぬ低賃金など、その待遇に不満を持っているとされている。
そんな中、一部の候補者らはこうしたドライバーにわずかな特別手当を支払い、車体にポスターを掲載させ、候補者の名前や主張を連呼するためのスピーカーを搭載させている。
市内隅々を流すオートリクシャーは、格好の広告塔というわけだ。
あるドライバーは収入のため、またあるドライバーは自分の支持する政党のために、そうしたPRを引き受け、広告塔を買って出ている。
しかしチェンナイのドライバー1万人以上が会員となっているオートリクシャー協会「Madras Metro Drivers Association」では、手間賃の割に要求が厳しい(16時間の営業を条件としている政党もある)ことなどを理由に、そうしたPR業務が正当ではないと主張している。