往年のタミル映画スター、ラジニカーント(63)主演、その娘ソーンダーリャ(29)が監督を務め、2年の年月をかけて製作された待望の新作映画「コチャダイーヤーン(Kochadaiiyaan)」が、封切りまで秒読みとなった。
同作はモーション・キャプチャ技術を導入した初の3Dフォトリアリスティック・アニメ作品となった。
12億5000万ルピーもの製作費用をかけた渾身の作品は、インドを含めて世界10カ国で上映され、タミル語はもちろん、テルグ語、ヒンディ語、スペイン語、そして我らが日本語をはじめとする6言語に吹き替えが行われる。
ヒロイン役には今をときめくボリウッド女優、ディーピカ・パドゥコン(28)とあって、ラジニファンの期待は否応なく高まっている。
ソーンダーリャによれば撮影中の父ラジニカーントからは、ディーピカとのロマンチックなシーンを娘の目の前で演じなければならないことに、若干の戸惑いが見て取れたという。
「私が何度もカットって言ってやり直させるものだから、パパは困ってたわ」ソーンダーリャ。
スタントを使ったシーンには、2010年のヒット作「ロボット(Endhiran)」の時と同じくピーター・ハイン氏が挑み、「スーパーヒーローのスタイル」を忠実に再現した。
ラジニカーントは今作における娘の活躍を、次のように表現している。
「この子は子供の頃から、写真や絵の入った本を飽きることなく眺めていた。今回、難しい技術を導入しての作品を、難なく完成させたソーンダーリャを、私も妻も誇りに思っている」
さらに忘れてはならない、もうひとつの大きな目玉は、オスカー受賞歴もある世界的な作曲家、AR・ラフマーンによる音楽だろう。
封切り前にも関わらず、ソーンダーリャは民間テレビ局NDTVが選ぶ「今年最も活躍したインド人(Indian of the Year)」、「映画界における技術的革新(Indian of the Year Technical Innovation in a Film)」部門で受賞するなど、興行収入に大きな注目が集まっている。