マハーラシュトラ州の極右派政党で、過激な行動などの目立つシヴ・セーナー(Shiv Sena)党が、なぜかクラブ等で活動するディスクジョッキー(DJ)らのための支援に乗り出した。
1月30日付PTI通信が報じた。
同党の映画支援部門とされるマハーラシュトラ・シネマ・アンド・テレビジョン・セーナー(Maharashtra Cinema and Television Sena)ではDJのための労働組合を結成、労務問題の解決を支援するとしている。
「国内ではおよそ5万人ほどがDJ職に就いているが、我が党は史上初めて、彼らの抱える問題の解決に正面から取り組もうとしている。まずは免許や身分証の発行などを通じて、安心して就業できる環境を整えていきたい」バルダプルカル(Bardapurkar)同部門長は説明する。
同氏によればDJらの多くは、仕事場であるクラブやバーなどと適切な就業契約を結んでおらず、報酬の支払が遅れるなどの被害報告があり、DJを志す若者たちにとってはこうした不安定な雇用情勢が壁となっているという。
この労働組合ではまず、職業DJとしての登録と身分証明書の発行手続きができるウェブサイトを立ち上げることで、「より多くの若者を我が党に導きたい」としている。
一方で保守派が大多数を占める党内では、欧米文化を由来とする職業に対する支援の提供に疑問を呈する声も上がっている。