アフリカ諸国はその「農業改革」を実践するにあたり、主にパンジャーブを中心としたインドから、食糧確保やその輸出に関する技術を学ぼうとしている。
3月28日付ナブバーラト紙が報じた。
「インド農業が遂げた実績はアフリカ諸国に生かせると思う」モザンビークの政府高官、ジョゼ・マリア・モライス氏は期待を込めて語った。
「わが国の90%以上は農村部に住み農業に関わっている。インドから農業従事者を招聘してその技術を学ぶため、税制面で様々な優遇措置を導入している」
モライス氏をはじめとするアフリカ諸国の政府関係者は、パンジャーブ州パティアラ(Patiala)で開催された、アフリカ諸国における農業機会についての会合に出席するため、インドを訪れていた。
ウガンダの政府高官であり、祖父の代にアフリカに移住したインド系のニミシャ・マドゥバニ(Nimisha J. Madhvani)氏は、「人口3,300万人のうち98%が農業従事者であるウガンダでは、農業が経済活動の65%を占めている。ウガンダを目指すことは、両者に益のあることだ」とインドの企業家や農業従事者にウガンダへの進出を訴え、同国政府が導入する様々な優遇措置を紹介した。
ウガンダには2008年からこれまで、インドの企業家らが進出して計3つの製糖工場を設立している。
エチオピア大使ジェネット・ゼウィデ(Gennet Zewide)氏も、「エチオピアでは膨大な土地をインド人たちが25~50年単位でリースし、農業開拓を行っている。エチオピアの土壌は有機含有量が6%と、インドではほとんどの土地が1%未満であるのに対し非常に肥沃である」とパンジャーブの農業関係者にアピールした。
ゼウィデ氏によれば過去数年間に渡り、インドからエチオピアに投資された額は40億ドルにのぼるという。
インド政府もこの流れを支持しており、「アフリカのサハラ周辺地域その他で研修を実施し、食品加工場を設立したいという投資家を350名確認している」インド外交省のグルジット・シン(Gurjit Singh)書記官補佐は説明する。
インドとアフリカとの間の貿易額は2002~03会計年度は52億ドル程度だったが、2009~10会計年度には450億ドルと10倍近くに膨れ上がっており、2012年までには550億ドルに達し、うち農業は150億ドルほどを占めるものと見られている。