インド宇宙研究機関(Indian Space Research Organisation:ISRO)は今年末までに人工衛星3基を打ち上げ、インドとして初の自国衛星ナビゲーション・システムを完成させる計画を明らかにした。
ISROのラーダクリシュナン(K. Radhakrishnan)会長が発表した。
老朽化した衛星を退役させる形で導入される、インド全土をカバーするナビゲーション・システム「インド地域ナビゲーション・サテライト・システム(Indian Regional Navigation Satellite System:IRNSS)」は、7基の衛星によって構成されることになる。
うち既に4基の衛星が打ち上げられており、今月4日に新たな1基を打ち上げる予定となっている。
このインド国産ナビゲーション・システムは、米国の全地球測位システム、ロシアのグロナス(Glonass)、欧州のガリレオ(Galileo)、中国の北斗(Beidou)、日本の準天頂衛星システムと同様、地上、空中、海洋ナビゲーション、災害管理、車両追跡およびフリート管理、携帯電話との統合、マッピングおよび測地データの取得などを目的に、インド全土の正確な位置情報を提供する。
なお、軍事用途に関してISROはコメントしていない。
また今年は、フランスの人工衛星SPOT-7を初めとする海外の人工衛星の商用打ち上げ事業も複数予定されている。