10年来切望されながら遅れに遅れ、プロジェクト開始後は集中的かつ膨大な費用と労力を賭して建設されたバンドラ・ウォーリ海上ブリッジ(Bandra-Worli Sea Link)が30日真夜中、遂に開通した。
6月30日付ナブバーラト紙が報じた。
半島部に都市が形成されていることから郊外から市中心部に至る道路が限られており、過酷なことで知られるムンバイの交通ラッシュが、75億ルピーを投じ落成したピカピカの海上ブリッジのお目見えで、少しは解消されるか。
開通記念式典は音楽とともに花火やレーザーショーできらびやかに彩られ、市民に新たなルートの到来を華々しく伝えた。
また7月1日から5日までは無料で通行できるとあって、見物客を中心に相当の混み合いとなるものと予測されている。
さらにこの海上ブリッジ、様々な先端設備が導入されていることでも話題となっている。
例えば橋梁の各所には360度回転するカメラが道路を監視、通行車両が時速50キロを超えるスピードを出していた場合、撮影して記録するほか、ブリッジの下を通過する船舶などを監視するカメラも設置されている。
さらにバンドラ側では歩行者用遊歩道の整備も大詰めを迎えており、海に浮かぶ国内最大規模の噴水などが、まもなくお目見えする予定だ。
建設業者のヒンドゥスタン・コンストラクション(Hindustan Construction Company)社取締役会長のアジート・グラブチャンド氏は開通記念式典で、「(ブリッジは)インド門に次ぐムンバイのランドマークとなるだろう」と言い切った。
<<ブリッジの仕様詳細>>
長さ4.7キロ:クトゥブ・ミーナールの63倍
使用されたスチールワイヤの長さ37,680キロ:ほぼ赤道の直径
橋梁の高さ126メートル:43階建てビルに相当
ピーク時の工事規模:作業員4,000名、技術者150名
<<想定される交通量>>
ラッシュアワーには1時間の交通量として7,000台~8,000台ほどが見込まれている。
通行料金は乗用車50ルピー、ミニバス・ミニトラックは75ルピー、バス・トラックは100ルピーで、現金のほか定期パスなどを機械に通して支払うことができる。