
ハイダラバードの象徴で、およそ400年前のクタブ・シャーヒー朝時代に建てられた歴史的建造物、チャールミナール(Charminar)の四隅を構成する48.7メートルの塔のうち1本が、降り続く雨が原因で損壊していたことが分かった。
8月31日付ナブバーラト紙が報じた。
現地のインド考古学調査機関(Archaeological Survey of India:ASI)調査員の報告によると、30日午後10時半ごろ、塔の一部から重量およそ2、3キロになる建築材が剥がれて崩落し、隣接する寺院の敷地内に落ちた。
現地に足を運んだASI調査指揮官のヴェールバードラ・ラオ(Veerbahdra Rao)氏は、この崩落によるチャールミナールの構造上の危険はないと発表している。
「チャールミナールの構造自体が非常に安定しているため」ラオ氏は説明し、修復作業は雨が上がり次第、およそ1週間ほどかけて行うとしている。
チャールミナールが自然現象により被害を受けたのは初めてのことではなく、およそ300年前のアサフ・ジャーヒー朝時代にも、落雷により塔の1本が粉々に砕けたという記録がある。
しかし花崗岩や石灰、モルタル、一部に大理石が用いられている塔の構造は比較的脆く、特に近年は損傷が顕著であるという指摘もあった。