高機密性で知られ、インドでもビジネスパーソンを中心に広く普及するスマートフォン「ブラックベリー(BlackBerry)」が、その暗号化通信がテロリストに悪用される恐れがあるとして、インド政府が製造者であるカナダの携帯電話機メーカーリサーチ・イン・モーション(Research In Motion:RIM)に対し、国内の治安機関による通信内容の監視を可能にするよう求めている一連の動きに、新たな「巻き添え」が加わりそうだ。
ピッライ(G.K. Pillai)内務大臣は1日、米の大手検索会社グーグル(Google)やルクセンブルクのインターネット電話サービス会社スカイプ(Skype)、その他国内で通信サービスを提供するあらゆる会社は、これより60日以内に治安機関がその通信内容を監視するために必要な段取りを提出することを義務付けることになるだろうと発表した。
9月1日付ウォールストリートジャーナルが報じた。
「通信系サービスを提供する(グーグルやスカイプのような)会社は、国内にそのサーバーを設置する必要がある」ピッライ大臣は報道陣に説明した。
大臣によれば、通信系サービス会社には、国内の治安機関が必要に応じて通信内容に対し「正当なアクセス」を行うことに同意する旨の通知書を送付する予定としている。
これに2日ほど先駆けインド政府は、やはり60日間という期限を設け、RIM社にブラックベリー端末間の業務メールやメッセージサービスを国内の治安機関が監視する上で必要な技術的ソリューションの提示を求め、これを評価すると発表している。
また同様に2ヶ月間の期限を与え、インド国内に設置したサーバー上でのみサービスを提供することが実現可能かを実証する報告書の提出を求めている。
「RIM社との技術的課題に関する交渉は継続していく」ピライ大臣は述べている。
原文:India: Google, Skype Need to Give Access Solutions