30日、京都を訪れていたナレンドラ・モディ首相が、意外な「再会」を果たしていたことが分かった。
関西に住むインド人女性、ミナ・チュドガル(Mina Chudgar)さんは7年前、当時グジャラート州の州首相だったモディ氏が来日した際、大阪で「正統な」グジャラート州伝統の菜食料理をふるまう機会に恵まれた。
今回、モディ首相が京都を訪れることになったことを知り、夫とともに訪問先のホテルへ駆けつけ、群衆と一緒に首相を待った。
人の顔を見たらなかなか忘れないことで評判というモディ首相は、ホテルから出て政府専用車に乗り込む直前に、群衆の中にミナさんを認めた。
その時、ミナさんが叫ぶようにして掛けた2、3のグジャラート語の言葉で、自身の記憶を確かめるや、きびすを返して自ら歩み寄ってきたという。
モディ首相とミナさんは、若干の会話を交わし、記念写真を一緒に撮影した。
この身に余るジェスチャーに感動したミナさんは、涙ながらに喜んだという。
モディ首相はこの日、金閣寺や東寺などの観光地を訪れたが、観光客との気軽な会話を楽しみ、子供と触れ合い、また時たま記念撮影にも応じるなど、気さくな人柄をアピールした。