近年、隠れたトレンドとして、ゲイやレズビアンなどのツーリストにとってインドが人気の旅行先となっていることを受けて、世界中のホモセクシュアル専門旅行代理店がプロモーションに乗り出しているようだ。
1月31日付PTI通信が報じた。
「LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を取った総称)専門旅行会社が、エキゾチックで豊かな文化や歴史を持つインドを積極的に紹介している」とは、デリーで先月28日から2日間の日程で開催された第18回南アジア旅行・ツアー展(South Asia Travel and Tour Expo:SATTE)に出展した、ドイツのベルリンにある旅行会社「ITBベルリン」の商品開発担当者。
「(2009年の)デリー高裁が自由な形の恋愛を犯罪とはみなさないという判決を出したことで、古来からインドに花開いてきた豊かな文化を誰もが気兼ねなく体験するための門戸を開いた」同担当者。
グローバルな統計によるとLGBTツーリストは全旅行者数の6%を占め、旅行を好む傾向と、自由に使える可処分所得の高さから、市場としては大いに魅力的だということだ。
「以前はLGBTツーリストはタイやマレーシアなどの東南アジアに向かっていたが、インド国内でのカップルの旅行が法的に問題ないとされた時点で新たなトレンドが生まれつつある」同担当者は言い、ロンドンやウィーンといった世界的な観光都市では旅行代理店がLGBTツーリストの誘致に躍起になっていると付け加える。
インド国内でゲイ専門の旅行会社「インディアピンク(IndiaPink)」を経営するサンジャイ・マルホトラ(Sanjay Malhotra)氏も近年の目覚しい業績の成長に確かな手ごたえを感じている。
「2008年10月に設立以来、毎年100%以上の成長を遂げている」ファッションデザイナーでもあるマルホトラ氏は設立以来、主に米国や欧州、果ては南米からの外国人旅行者300組ほどを迎えた。
一組あたり1泊260ドルから350ドルの料金で旅行のトータルコーディネートを行っている。
「インドにはゲイのコミュニティもあり、大きな関心を呼んでいる」と話し、まもなくレズビアン向けのサービスも導入すると話す。