2500万年前のものと推定される椰子の木の巨大な化石の発見がきっかけとなり、ヒマーチャル・プラデーシュ州に新たな「化石パーク」が建設されることになっている。
3月29日付ナブバーラト紙が報じた。
化石は長さ1.5メートル、幅1メートルほどで、2年前、チャンディガルにある公営博物館・美術館(Government Museum and Art Gallery)で館長を務めるランダワ(N.P.S. Randhawa)氏により、同州ソラン(Solan)地方のジャグジットナガル(Jagjitnagar)という村の近くで立った状態で発見された。
地質学者らによれば、これほどの大きさの椰子の木の化石が発見されるのは、ヒマーチャル・プラデーシュ史上初だという。
同州観光局のアルン・シャルマ(Arun Sharma)局長は、「化石を他の場所に移設することは難しいため、ひとまず発見された場所でそのまま保存しておくことに決めた。その上で政府の支援を受け、この場所に屋外博物館を建設し、観光客のみならず地質学研究者らも集められれば」と話している。
関係者の話では、この椰子の木の巨大化石が発見されたシヴァリク・ヒル(Shivalik Hills)には、2000万年前のものを含む化石が数多く発見されている。
この他にも自然の化石保管庫とも言えるヒマラヤ山脈の麓にあるヒマーチャル・プラデーシュ州では数多くの化石が発見されており、今回建設が予定されている化石パークは、シルマウル(Sirmaur)地方にあるスケティ化石パーク(Suketi Fossil Park)に続いて2例目となる見込み。
専門家によればおよそ2500万年前、鉄砲水がこの椰子の木の幹を埋め、有機物質が溶解鉱物となり化石化が進んだと見られる。
パークは、州観光局とチャンディガルの自然史博物館が協力して建設する予定となっているが、予算などについてはまだ分かっていない。
州としては化石を全面に出した観光開発を狙っているようだ。