マディヤ・プラデーシュ州政府は31日、「世界禁煙デー」と連動して州内全体を禁煙日と定めた。
5月31日付ナブバーラト紙が報じた。
この日、喫煙を見咎められた人には罰金が課せられる代わりに真紅のバラの花が贈られた。
きっかけは2006年の大ヒット映画「Lage Raho Munnabhai」を観た州の担当者が、「非暴力的な方法で」喫煙の害を広めようという「ガンディギリ(Gandhigiri:ガンディ思想に基づく行動)作戦」に打って出たらしい。
またタバコをやめる決意を宣言した人や、喫煙者を監視する機関は表彰された。
同州内で回覧されている案内誌によれば、村民全員の禁煙を宣言した村もあったといい、「州内の喫煙者の肩身はますます狭っていくだろう」と期待している。
同州では特に女性の喫煙習慣による胎児への弊害を広く認知させたいとしている。