華やかなボリウッドを裏方で支える端役俳優や資材係などが所属する労働組合の連合体、西インド映画産業従事者連合組合会(Federation of Western India Cine Employees)が1日、ムンバイで賃金の未払いなどを訴える大規模な「不服従運動」を繰り広げた。
ストライキにはおよそ15万人が参加し、市内の映画撮影の大部分が中止となるなどの事態が発生している。
組合側は未払いを始めとする賃金交渉のほか、組合外の人材を雇用しないこと、労働時間の短縮、賃金支払の円滑化などを求めている。
組合で理事を務めるチャトゥルベディ氏は、「映画関係の労働者は1日600ルピー、テレビ関係は500ルピーあまりのわずかな賃金で、12時間労働を強いられている。しかも作業が完了した日から賃金が支払われるまで90日間も待たねばならない。このような過酷な労働条件を改善するよう、8月にも映画製作会社に交渉を求めたが、聞き入れられなかった。もはやこの方法を取る以外にないだろう」と、不服従運動に至った経緯を説明した。
これに応じて映画・テレビ番組プロデューサー協会のラタン・ジェイン会長は、「深刻な状況と真摯に受け止めている。(1日)夜までに組合の責任者らと話し合いを持ち、解決に尽くすつもりだ」と述べた。
インドは何かと物入りな祭りシーズンを迎え、低賃金で働く労働者らにとって、懐具合に少しでも余裕を持ちたいというのが本音のところだろう。