シンガポール国立大学(National University of Singapore)の3回生ペイシン・リー(Peixin Li)さん(22)は、専攻する社会科学・コミュニケーション学課程の一環でインターン生として滞在したバンガロール周辺の農村での気づきをきっかけに、清潔なトイレを設置するためのキャンペーン「レンド・ア・トイレット(Lend-a-Toilet)」を展開している。
11月30日付ナブバーラト紙が報じた。
リーさんは先月まで同大学海外プログラムに参加し、マイクロファイナンスを通じて清潔な飲料水や衛生、電気、教育、ヘルスケアを農村に届けようと試みるバンガロールのNGO団体ミラープ(Milaap)の広報活動に従事、農村へのフィールドワークにも参加してきた。
「寄付をする人とされる人との間をつなぐ世話役として、タミル・ナードゥ州の農村などを訪れ、村民に話を聞いたりする中で、現状を認識し、インターン修了後にも資金集めのために継続して努力する必要があると考えた」リーさんは活動のきっかけをこのように話す。
「清潔なトイレのない場所では、女性が夜間に藪の中で用を足すことが日常とならざるを得ず、暴行事件も多発していると聞く。実際に私自身も旅の途中に何度かいやな目にあった。女性のためには危急の課題だと思った」リーさんは説明する。
そこで「世界トイレデー」であった11月19日に専用ウェブサイトを立ち上げ、1台あたりおよそ1万ルピー(およそ200ドル)のトイレをまずは8台設置するための費用1600ドルを目標に資金を募っている。
ウェブサイトではリーさんが製作した、農村の現状を伝えるドキュメンタリー映像が視聴できる。