アーンドラ・プラデーシュ州ハイダラバードの眼科総合病院「マキシヴィジョン・アイケア・ホスピタル(Maxivision Eye Care Hospital)」に、世界初のフェムト秒レーザー白内障手術補助機「ヴィクタス(VICTUS)」が導入され、これまで450名の患者が明瞭な視界を取り戻している。
2月2日付PTI通信が報じた。
1秒の10から15分の一という短い周期でレーザー照射をすることにより、患者に負担をかけず、しかも医師はコンピューターによる正確な制御を行えることから、白内障のほか幅広い眼疾患に対する手術が実施できる点に注目されている。
今回、ヴィクタスの世界初導入を推進してきたアブドゥル・カラム(A P J Abdul Kalam)前大統領は、「ハイダラバードは医療先進都市として整備されつつある。ヴィクタスのほか、より広い人々に届くコストで導入できる先端医療機器の導入に期待している」と評価した。
ヴィクタスは欧州評議会(CE)の承認を得た医療機器で、「失敗ゼロ」の眼科手術に貢献するとされている。