インドでは通常、5月頃に夏季休暇シーズンを迎えるが、今年のプネ人たちは、どうやら「前人未到」の地への旅に大いに興味があるようだ。
市内の旅行代理店によれば、南極や北極圏などへのツアーを希望する人が後を絶たないという。
某旅行代理店経営者によれば、「周囲の人が行ったことのないような珍しい場所へと旅をすれば、帰国してからちょっとした自慢話ができると思っている人が増えている」という。
「ヨーロッパ、アメリカ、シンガポールなどは飽き飽きしている人が、次の目的地と選ぶところは、モロッコ、ヨルダン、イスラエル、ケニア、果ては南極や北極圏も目指している。限界はない」という。
写真を趣味にするゴンダレカルさんは、「タイやマレーシアには頻繁に行った。今年はコスタ・リカやメキシコに行くつもりだ。大自然がいっぱいで、あまりガイドブックには載っていないようなところを冒険したいね」と話す。
さらに今年は「世界天文年」ということで、7月22日の皆既日食を観測しに中国へ出かけようと計画するアマチュア天文家もいる。
「グジャラートでも観測できるようだけど、中国の方がはっきり見えるらしいんだよね。もちろん北京でオリンピックスタジアムや、万里の長城なども見物するつもりさ」とは、市内では「天文オタク」として知られるスハス・グルジャルさん。
こうした人々にとって、不景気などはどこ吹く風、といったところだろう。