2日、訪日中だったナレンドラ・モディ首相は、インド最大のソフトウェア会社、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(Tata Consultancy Services:TCS)の日本本社にあたる、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズを訪れ、同社が日印の架け橋となるIT技術者人材の育成を目指して設立した「TCSジャパン・テクノロジー・アンド・カルチャー・アカデミー(TCS Japan Technology and Culture Academy)」の発足式に出席した。
その際、同センターで研修を受けている若い日本人技術者らに、「TCSの社員として、今回の研修以外にもインドを頻繁に訪れ、また駐在する機会もあるだろう。『知識と技術の世紀』と言われる21世紀、インドを訪れ、インドで生活することを通じて、得られる知識は大いにある。ぜひ教室や研修先にこもらず、生のインド世界を体験してもらいたい。だが将来、あなた方にはインドの代表として、日本に戻って活躍してもらいたい」とのねぎらいの言葉をかけたという。
第1バッチ48名の技術者らは、これから6〜8週間に渡って、インド国内各所のTCSオフィスで研修を受けることになっている。
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ今年7月、TCSと三菱商事が、日本のIT業界を発端として世界規模の事業を築くことを目的に、両社IT部門を統合して設立した新会社となっている。