
第81回オスカー賞9部門を総ナメにし、世界中から注目を浴びる映画となった「スラムドッグ・ミリオネア」。
その舞台となったムンバイの巨大スラム「ダラヴィ(Dharavi)」へのツアーが人気を集めている。
「今年1月に『スラムドッグ』が劇場公開されてから、世界中のツーリストがダラヴィを目指すようになった」とは、ムンバイに拠点を置く某オンラインツアー手配代行会社の経営者。
これに呼応して旅行代理店も次々と、ダラヴィへのツアーを催行し始めている。
「ほかにも、2007年のヒット映画『ラング・デ・バサンティ(Rang De Basanti)』に出てくるアムリトサル、『ジョダー・アクバル(Jodha Akbar)』や『ウムラオ・ジャーン(Umrao Jaan)』で撮影が行われたジャイプルやバーラトプルなど、映画のワンシーンを彷彿とさせる場所へのツアーは大人気で、そうしたパッケージは今後しばらく、手堅い商品になりそうだ」同氏は語る。
しかしながら、こうした娯楽に興じる余裕のある人たちが落とすマネーが、ダラヴィの人々のよりよい暮らしに活かされているのかどうかは不明だ。