州土のほぼ全域がヒマラヤ山脈にかかるヒマーチャル・プラデーシュ州では、美しい雪景色は観光資源としてのみならず、雪解け水は水力発電のための重要な資源とみなされている。
中でも今年は数年ぶりの十分な降雪があったことから、同州発電局では来年の夏場までの十分な電力を確保する水量が得られたと見ている。
3月3日付ナブバーラト紙が報じた。
発電局によれば、雪が最も解けやすくなる夏場の河川の水力を利用した発電所建設プロジェクトが州内21カ所で進行している。
完成すれば1日あたり850万エネルギー単位の発電が可能となる。
現在ある13カ所の水力発電所は、真夏も凍結しがちな高地にある湖と周辺の河川を利用しており、200万から250万エネルギー単位程度の発電量に留まっている。
「夏季に十分な川の流量を確保できるだけの積雪が必要で、今年ほどの降雪は数年に1度しかない」同局は説明する。
ヒマーチャル・プラデーシュ州には年間2万3560メガワットの発電が可能な水資源があるとされているが、これまでインド政府や州政府、民間の発電会社により運用されている電力は6673メガワットほどに留まる。