国立インディラ・ガンディ通信大学(Indira Gandhi National Open University:IGNOU)が、大手美容エステ会社VLCCが運営する専門学校(VLCC Institute of Beauty, Health and Management)と覚書に調印し、栄養学や美容学の職業研修コースの運営において協業することを公表した。
5月3日付ナブバーラト紙が報じた。
IGNOU副学長(Pro Vice Chancellor)のチャウダリー(D.N. Choudhry)氏によれば、覚書にはVLCCがIGNOUに対し、栄養や保健分野で1年間の学位コース(DNHEコース)、美容分野で半年間の学位コース(CICOSコース)を、それぞれ提供することが明記されている。
いずれのコースも授業料は45,000ルピーとなっている。
VLCC側の調印を行った役員のナリンダー・クマール(Narinder Kumar)氏は「若さの維持や健康に対する関心が高まり、国内のヘルスケア市場は現在1,100億ルピー規模とも見積もられており、また年間35%で伸びている注目分野である。一方で専門の人材は不足している」と指摘、「このコースを通じて即戦力を備えた人材育成を急ぎたい」と語る。
関係者によればDNHEコースでは、最寄のVLCC店舗を利用した3ヶ月間のインターンシップ授業も行われ、より実践性を高めた内容となっている。