政府は4日、ガソリンの単価を最大5ルピー値上げする方針を打ち出した。
この値上げにより、インディアン・オイルやバーラト・ペトロリュームなど国営の精油所が被った損失をカバーする狙いだが、国民からはインフレをますます加速すると反発の声が強まっている。
今回の値上げについて、国会では10日間に渡る協議が展開され、輸入原油の関税削減も併せて合意に至ったと、デオラ石油大臣は報道陣に告げた。
現在デリーでのガソリン単価はリッターあたり45.53ルピー、ディーゼルが31.48ルピーで、今後はそれぞれ5ルピー、3ルピーほど値上げされる。
インドはアジア諸国の中でも、値上げを最後まで持ち応えていた国のひとつだったが、先月の原油高値上げなどの影響を受け、ここに来て状況が厳しくなってきた上での決断のようだ。
当初石油省は20パーセントの単価上昇を打ち出していたが、来年の総選挙を意識した与党は、過去3年間で最も高い8パーセントのインフレを観測する国内事情をつきつけ、激しく抵抗している。