マディヤ・プラデーシュ州インドールから200キロほどの村にある公立学校「Government Senior Basic School」では、120年前からの伝統の制服の一部として、児童・生徒たちが毎日、登下校時と授業中は、いわゆる「ガンディ帽」を着用し続けていることを、ガンディ生誕日を記念する祝日だった昨日、現地紙が取り上げた。
同校に通う600名ほどの子供たちは、ごく当たり前にガンディ帽を受け入れているようだ。
中には7年生のナゲシュ・クマール(Nagesh Kumar)さんのように、愛国心を刺激されている生徒もいるようで、「朝、登校前にこの帽子を被る度に、偉大なる(マハトマ)ガンディを思う。ほかのどの学校でも導入していないので、特別に気持ちが引き締まるようだ」と語っている。
校長によれば、同校ではガンディ帽の着用を伝統としているものの、制服として配布しているわけではなく、各自購入となっている。
余談として、一昨年からごろから腐敗防止のための断食による抗議が注目され、「現代のガンディ」との異名を拝したアンナ・ハザレ(Anna Hazare)氏が被っていたことから、昨年と今年のガンディ生誕日前後のガンディ帽の売れ行きは好調だったという。