ムンバイで1日夜、ボリウッド映画並みの珍事件が発生した。
10月4日付ナブバーラト紙が報じたところによると、ムンバイはカリーナ地区でビデオ店を営む男性に、何者かが突然発砲するという事件があった。
ところが男性の胸ポケットに入っていた5ルピー硬貨が、銃弾が心臓を貫通することを奇跡的に防いだという。
事件発生時、男性は隣人と、自身の経営するビデオ店の前で談笑していた。
すると突然、三人組の男が猛スピードのバイクで通りかかり、4発の銃弾を2人に浴びせ、うち2発が男性に、1発が隣人に命中した。
「もし、胸ポケットに財布が入っていなかったら、そしてもし、財布の中に5ルピー硬貨が入っていなかったら、間違いなくわたしは死んでいただろう」
2人はすぐに病院へ搬送され、現在は命に別条はない。
「胸ポケットに財布を入れるなんて変だと、家族からはよく言われていたんですけどね。そのおかげで命が助かった」男性は笑う。
目撃者の情報によれば、発砲したのは地元の犯罪者グループの一味だったようだ。
男性はビデオ店のほか、同地区でバーやレストランも経営しており、何らかの金銭トラブルがあったものという見方もあるが、警察では人違いによる犯行の可能性も考慮し、引き続き捜査を行っている。