「永遠のロマンチック・スーパースター」と称された、往年のヒンディ銀幕俳優デウ・アナンド(Dev Anand)さんが、療養先のロンドンで心不全のため88歳で亡くなった。
12月4日付ナブバーラト紙が報じた。
息子のスニルさんら家族が看取る中で永遠の眠りに就いた。
デウ・アナンドさんは1946年の「Hum Ek Hain」(僕たちはひとつ)で鮮烈デビューし、1年後にあたる1947年のヒット作品「Ziddi」では既に超人気スーパースターとなっていた。
その後も出演作の大部分が国民的人気を博し、また1949年には「ナウケタン国際映画製作(Navketan International Films)」を立ち上げ、35本あまりの作品を制作するなど、インド映画界への多大な貢献を認められ、2001年には最高の国民栄誉賞にあたるパドマ・ブーシャン賞(Padma Bhushan)を、2002年にはインド最高の映画関連賞にあたるダダ・サヘブ・ファルケ賞(Dada Saheb Phalke Award)を受賞した。