防衛研究開発機構(Defence Research and Development Organisation:DRDO)海軍科学技術研究所(Naval Science and Technological Laboratory:NSTL)は5日、安価な人口内耳を開発したことを発表した。
2月6日付Press Trust of Indiaが報じた。
今回開発された人口内耳を用いた移植手術が実現すれば、インド国内で100万人近く、また毎年新生児の9000人から1万人を占めるとされる難聴の人々の生活に大きく貢献する可能性がある。
これまで人口内耳は米国、フランス、オーストリア、オーストラリアなどから輸入されており70万から100万ルピーほどと非常に高額だったが、DRDOが開発した人口内耳は10万ルピーで導入できる。
同研究所によれば現在は最終試験中で、4カ月以内に国内5カ所の指定医療センターでの臨床試験開始を目指す。