パソコンの普及率こそ伸び悩んでいるインドだが、少ないPCユーザーの間では、米国、日本、そしてシンガポールを凌ぎ、オンラインの脅威からの保護に対する意識が高いことを、セキュリティソフトウェアメーカーのマカフィー(McAfee)が調査報告書の中で明らかにした。
同社が24カ国にまたがる任意のパソコン毎月平均2700万~2800万台を対象に、基本的なセキュリティソフトウェア(ウイルス対策、スパイウェア対策、ファイアウォール)のインストール状況を把握するべく実施したグローバル調査によると、90.3%のパソコンが基本セキュリティソフトをインストールしているフィンランドがトップ、続いて86.2%のイタリア、85.55%のドイツとなった。
うちインドは82.67%で14位、中国は82%で17位、日本と米国はそれぞれ80.65%で19位、シンガポールは78.25%で22位という結果となり、世界的な平均値は83%だった。
2011年末現在、インド国内には6000万台のパソコンが普及していると見積もられている。