ラクノウでは、先月22日にMicrosoft Windows 7の正規版が発売開始されて以来、4日までの間に海賊版コピーが推定5万枚ほど出回っていると見られ、推定売上額は500万ルピーに達するものと予測されている。
11月4日付ナブバーラト紙が報じた。
ラクノウ随一の闇市、ナザ・マーケット(Naza Market)ではコピーあたり40~250ルピーで売られており、ウッタル・プラデーシュ州内はもちろん、マディヤ・プラデーシュ、ビハール、ウッタラカンド、さらにはネパールやバングラデシュからバイヤーを集めている。
マイクロソフト正規ライセンス版のWindows 7は通常150~300ドル(およそ7,500~15,000ルピー)で販売されているが、インドにおいては6,000~11,000ルピーと、20%割引している。
しかしそんな「特別な配慮」にも関わらず、人々は海賊版に手を伸ばす。
「だって、250ルピーで手に入るんだぜ?10,000ルピーも払う理由がないよ」コンピュータアプリケーション学修士課程(Master of Computer Applications:MCA)の大学院生ですらこの有様。
ラクノウに限らず、インドでは全体的に海賊版ソフトウェアが堂々と出回り、また使用されていると、大手ソフトウェア会社に勤める技術者も指摘する。
「ウイルス対策ソフトも、海賊版で安いものが豊富にある」
海賊版のWindows 7を売る側も、違法行為の意識がない。
「ナザ・マーケット200の店舗では、お客様の望むもの全てを用意している。需要があればこその商売だ。インターネットで何もかも入手できる時代、我々のやっていることだけ違法と言えるかねキミ」と開き直る匿名の店主。
もちろん、正規ライセンス版を販売する方は不満でいっぱいだ。
「ソフトウェアだろうが書籍だろうが、24時間以内に海賊版が出るんじゃ、商売あがったりというもんだよ」コンパックやレノボなどメーカーの正規PC販売店を経営する男性はこぼす。
警察も現状では手の打ちようがなく、海賊版が出回るのを黙ってみている状況だ。