NEW DELHI:
3日間の日程で訪印中のドミトリー・メドヴェージェフ、ロシア大統領と、マンモーハン・シン、インド首相との間で5日、原子力エネルギーから宇宙開発に至るまでの包括的協力関係に関する歴史的な合意が調印された。
今回の合意には、タミル・ナードゥ州クダンクラム(Kudankulam)における4基の原子炉建設、有人宇宙飛行実験などに対する、2ヶ国間の協力体制が盛り込まれている。
シン首相はメドヴェージェフ大統領との共同記者会見で、「ロシアとの民用核開発協力は、原子力エネルギー開発分野における2ヶ国間での協力という面で、歴史的な指標となるだろう」と述べた。ロシア政府ではすでに、インドへの供給用に1,000メガワット級の軽水炉の建設を開始している。
ロシアが今回、原子力エネルギー協定を交わしたことで、9月に原子力供給国グループ(NSG)が原子力技術の取引を認める決議を出して以来、インドにとっては米国、フランスに次ぐ3カ国目の協力国となった。
両国はまた、2013年にロシアの宇宙基地からインド人宇宙飛行士を、2015年にインドから有人探査機を打ち上げるミッションをそれぞれ想定した合意書に調印したほか、ロシアから80機の軍用機を輸出する協定も結んでいる。
先月26日に発生し、180名が犠牲になったムンバイにおける連続銃撃テロ事件発生以降、インドを訪問した初めての国家元首となったメドヴェージェフ大統領は、テレビ局の取材に対し、「ロシアもテロの脅威にさらされている国のひとつだ。卑劣なテロ行為を阻止するため、インドと協力していく用意はできている」と語った。
大統領はシン首相との会談に先駆け、インド大統領官邸で軍隊式敬礼による歓迎式典に続けて、マハトマ・ガンディ記念碑に献花した。