マハーラシュトラ州政府では、州内の3割以上を占める地域で深刻な渇水に見舞われている現状を鑑み、公募に入札する企業に水資源のリサイクルや雨水の再利用などの措置を採用することを義務づけることを計画している。
州の産業インフラ管轄を担当するマハーラシュトラ州産業開発公社(MIDC)によれば、これまで産業用水のリサイクルや雨水の再利用については指針のみを提示してきたが、今年はより深刻な渇水が予想されるため、これを義務づける運びとなったとしている。
例えば同州水資源省の調べによれば、大都市アウランガーバードを抱え、また醸造所、蒸留所、自動車および自動車部品、製薬業などの産業が集積するマラツワダ(Marathwada)地方全体の唯一の水がめとなっているジャイクワディ(Jaikwadi)ダムの貯水量は、2月18日時点でわずか4%にまで落ち込んでいる。
そこで、バジャージ・オートや製薬会社オーキッド・ケミカルズ・アンド・ファーマスーティカルズ(Orchid Chemicals and Pharmaceuticals)などの企業は、最新設備を導入して水の使用量を従来の半分ほどに抑えるなどの努力をしている。
マラツワダ地方産業・農業会議所(Chamber of Marathwada Industries and Agriculture)によれば、足りない水は、MIDCによる供給の10倍も高額な水タンカーによる給水に頼る企業も増えているという。