ムンバイのチョウパティビーチにある寺院ラーダ・ゴピナト(Radha Gopinath)で5日、ニューヨークに住む米国人カップルがヒンドゥ教スタイルの結婚式を挙げた。
10月6日付ナブバーラト紙が報じた。
僧侶が聖なる言葉を口ずさみ、英語に同時通訳する。「『牛の世話をよくするように』という意味じゃ。お宅には牛が何頭いるのかな?」
花嫁はヨガスクールを経営するアミーさん、その花婿は理学療法士で同スクールに通っていたマークさんで、180センチ以上の長身をかがめて足を組み、中央に焚き木を熾した儀式を神妙に見守りながら、レポーターの取材に対し「グル(ヨガの指導者)に恋しちゃったんだ。許されるかな?」とはにかむ。
マークさんは現在、アミーさんのスクール運営を手伝っている。
「ヨガがつなげた縁でした。ならば結婚式はヨガの故郷であるインドで挙げようと決めたんです」アミーさんは語り、「わたしたちは(かつてヨガに熱狂した米国人たちのほとんどがそうだったように)ヒッピーでもなければ、タバコも飲酒すらしません」と付け加える。
さらにアミー&マーク夫婦の隣では、同じくアミーさんのスクールで学んだTJ(本人の自称)さん夫妻も結婚の儀を執り行ったほか、ニューヨークから14名ものヨガ愛好家らが集い、「ヨガが育んだ愛」の誕生を盛大に祝った。