アッサム州グワハティから北東に100キロほど、ブータンとの国境近くに位置するウダルグリ(Udalguri)県では、同地方の主要な産業であるコメの栽培が、水田への度重なるゾウの侵入により脅かされていた。
しかし同県警察とNGO団体の「とんち」が奏功し、この1カ月ほど全く被害が見られていないという。
10月6日付ヒンドゥスタン・タイムズ紙が報じた。
解決策はトラック5台分のバナナの木をゾウの住む保護区の境界付近に植樹することで「ゾウたちに十分な食料を与える」という極めてシンプルなもので、これ以降、侵入がほとんど見られなくなった。
「当初は太鼓を叩いたり爆竹を鳴らしたりして追い払うなどの方法を採っていたが侵入を防ぐ効果は一向に上がらなかった。そこでつぶさに調査したところ、森林の面積が年々狭くなり、ゾウたちの食料が不足してきていることが原因と分かった」同県警察の職員は説明する。
植樹の前には、まさに象徴的ともいえる「ガネーシャ・プージャ(祈祷)」を行い、多くの周辺住民が参加した。