インドは5日、アーンドラ・プラデーシュ州東岸にあるシュリハリコタのサティーシュ・ダーワン宇宙センター(Satish Dhawan Space Centre)から、火星軌道へ向けた探査船「マンガルヤーン(Mangalyaan:火星船)」の打ち上げに成功した。
探査船はこれより、およそ300日かけて火星への旅を続け、2014年後半には火星の軌道に到達すると予想されている。
無事、火星軌道に到達すれば、米国、ロシア、EUに次ぎ、火星ミッションに成功した4カ国目、またアジアでは中国、日本、韓国を凌いで初の達成となる。
英国はムラード宇宙科学研究所(Mullard Space Science Laboratory)のアンドリュー・コーツ(Prof Andrew Coates)教授は、「今回のミッションに成功することにより、インドは国際的な宇宙探査活動の本流に加わることになるだろう」と評している。
インドは今回のミッションにより、火星大気内の(何らかの生物存在の可能性を示唆する)メタン(CH4)の有無について追求する。
メタンの有無については最近、米航空宇宙局(NASA)が派遣した火星探査ローバー「キュリアシティ(Curiosity)」が、検出に失敗している。
マンガルヤーンはさらに、大気圏外に漏れた大気気体を調べ、地球誕生の謎に迫る予定だ。