中国、ネパール、ブータンに囲まれたヒマラヤ山中にあるチベット仏教の楽園、シッキムが熱い。
というのも最近になり、同州政府が仏跡への観光を積極的にプロモーションし始めているからだ。
1月4日付ナブバーラト紙が、シッキムに色濃く残るチベット仏教文化の魅力について伝えている。
例えば、カギャド・チャーム(Kagyad Chaam)は、この地域に残る4種類の仮面舞踊のうちのひとつで、チベット暦の年の瀬、旧年の悪霊を退散させ、新年に守護神を迎えようという魔よけの意味が込め上演される。
華やかな模様が描かれたマスクと舞踊衣装を身に着け、飾り用の剣を携えたラマ僧が、打ち鳴らされる太鼓のリズム合わせて独特の跳躍をし、時には身体を揺らしながら、仏教神話を表現する。
クライマックスには小麦粉や木と紙を原料とした像を燃やす。
力強い踊りは、地元の人々だけでなく外国人旅行者も魅了する。
このように、シッキム独特の文化として数世紀に渡り忠実に保存されてきた仏教行事は観光客の関心を集め続けており、「旅行会社だけでなく政府も『Incredible India』キャンペーンの一環としてアピールしている」と、シッキム旅行業者協会(Sikkim Travel Agent Association)理事のルケンドラ・ラジリー(Lukendra Rasily)氏。
平安と非日常の中にある日常、旅行者の多くはこの2つを求めて、シッキムに足を運ぶ。
昨年だけで30万人の旅行者が同州を訪れた。