何かとインドと比較され、「ライバル」などと称されることも多い中国の言語を学ぼうと、経営大学院の国内最高峰、インド経営大学院アーメダバード校(IIM Ahmedabad)では中国語講座を開講、流暢な中国語を話す学生を続々と輩出している。
10月5日付ナブバーラト紙が報じた。
「アメリカ、シンガポール、香港、世界経済において重要とされる国や都市には、必ずと言っていいほど中国人がいる。そこで短期的には両国間のカルチャーギャップを埋めるため、そして長期的には商機を模索するため」IIM学生のムーリンダールさんは中国語講座を受講した理由を話す。
IIMアーメダバードにやってくる求人企業の多くは中国との取引を活発に行っているといい、学生らは中国語を学ぶことが今後のキャリアにプラスになると考えているようだ。
講師は中国でも伝統ある名門天津大学から招聘し、主に表現方法やマナーに重きを置いた中国語講座では、中国文化についての講義も行っている。
「言葉だけでなく政策課題からビジネス環境まで幅広く学んでもらう。特に政策がビジネスにどういった影響を与え得るかは両国間関係を築く上で重要な問題だ」天津大学から派遣されたZhang Li Yan客員教授は説明する。
IIMでは「全てのビジネスは中国へ続く」をキーワードに、新時代のシルクロードを敷くことを試みている。