バンガロールのソフトウェアエンジニア、クマールさん（仮名）は、身長を伸ばしたいという長年の夢をついに叶えた。
5.2インチ（およそ158センチ）だった身長は現在までに3センチ伸び、12月にはさらに3.75センチ伸ばす予定だという。

11月5日付TNN通信が、本来は脚の関節異常を矯正するための脚延長術を「身長を伸ばしたい」という思いから身体に異常のない人が次々に受けている問題点を報じた。

痛みを伴う手術、高額な費用（およそ15万から25万ルピー）その他様々な不便にも関わらず、男性を中心に脚延長術を受けるインド人が増えている。

例えばバンガロールで脚延長術を実施しているスパーシュ病院（Sparsh Hospital）では、毎週少なくとも1件の手術があると明かしている。
ホスマット病院（Hosmat Hospital）は過去8年間で150件の手術を実施したといい、患者はバンガロール、デリーのほか、中東からもやってきている。

ただしスパーシュ病院の整形外科医、プラシャント・テジュワニ（Prashant Tejwani）氏は、「日常生活に実際に不便を来すような症例だと判断した場合に限り手術を実施している。そうでない場合はコンサルティングを行い、代替のケアを提供するなど手術自体は拒否している」と説明している。