「風の宮殿」として有名なジャイプールのハワ・マハル(Hawa Mahal)は、9日に同宮殿で開催された海外居住インド人の功績を称える日である「プラワシ・バラティヤ・ディワス(Pravasi Bharatiya Divas)」に寄せた記念行事に合わせ、地元の消防隊によって建立から213年を経て初めて、水洗いにより建物全体が清められることになった。
1月5日付ナブバーラト紙が報じた。
5階建てのハワ・マハルの壁には積年の埃や汚れが付着しており、高圧放水により除去を試みたが、一部壁の上塗りも剥がしてしまったため、専門家らは「アルカリ水で溶かした非イオン系の洗剤に浸したスポンジで優しく拭き清めるべきだった」と非難している。
ハワ・マハルは宮廷の女官たちのための控えの場として建築され、光を巧みに操ることにより953個格子窓の中から外を窺うことができるが、外からは中の女性たちを覗き見ることができない設計となっている。