タミル・ナードゥ州では通常、総選挙の時期になると、州内にあまたある野生動物保護区の職員らまでも、選挙準備の補助員として駆り出され、密猟者にとっては格好の「稼ぎ時」となっていた。
しかし今回からは、こうした自然保護区の職員は、選挙にまつわるあらゆる任務を免除され、本来の業務に集中できることになり、動物たちもほっと、胸をなでおろしていることだろう。
この決定は、自然保護活動家からの陳情により実現し、同州が選挙熱一色に包まれる5月16日まで、野生動物保護区、国立自然公園、野鳥保護区などは、それらとは無縁に平穏な日々が守られることになる。
8日には野生の息吹をテーマにしたドキュメンタリー映画の制作を行う著名な自然保護活動家、シェカール・ダッタトリ(Shekar Dattatri)氏が、署名入りの覚書を州選挙管理委員会に提出、州内の野生生物が深刻な生存の危機に瀕していることを改めて訴えた。
1998年改正の選挙管理法(1998 order of the Election Commission)にも、自然保護区の職員は選挙活動の補助員から除外するという規定がある。