08年11月にムンバイで発生した無差別テロ事件の実行犯のうち唯一生き残り、6日にムンバイ地裁で死刑判決を受けたアジマル・カサブ(Ajmal Kasab)の生い立ちが映画化され、28日からロードショーとなる。
5月8日付ナブバーラト紙が報じた。
作品は「Total Ten」というタイトルで、ムニシュワル(SP Munishwar)監督が手がけ、ハリ・オーム・シャルマ(Hari Om Sharma)氏が製作した。
カサブ役は「容姿が酷似した」ラジャン・ベルマ(Rajan Verma)という新人俳優が演じる。
極刑が言い渡され、また実行されるシーンも含まれているが、こうしたシナリオは刑の確定以前に「予想していた」(製作者)という。
「尊い家族の命を瞬時に奪われた人々の気持ちを代弁するような展開になっていると思う」とベルマ。
制作費は2,500万ルピーで、あの日、60時間に渡りムンバイ市民が直面した痛みと苦しみを克明に描き出す。
他の映画監督の多くも同事件の映画化を試みているが、撮影がクランクインしているのはごく一部だ。
「カサブの判決が出た今、さらに多くの関連作品が登場することだろう」映画評論家は予測する。