姉妹から兄弟へ、親愛の情を示す紐状のブレスレット「ラキ」を贈るラクシャ・バンダン(Raksha Bandhan)が近づき、パンジャーブ州ルディアナでは少し変わった現象が見られるようになっている。
8月9日付ANI通信が報じた。
少なからぬ小金持ちの若い女性が1万5000ルピーから時には15万ルピーを出費して、金の価格の高騰する中ダイアモンドを散りばめたゴールドのラキを買い求めているのだ。
こうしたラキは通常、タコ糸を撚ってビーズをあしらったシンプルなもので、価格も10ルピーから高くても100ルピーというのが常識である。
「わたしにとって特別な存在である兄への愛を表現するのに、お金なんて関係ないわ」と言いきる市内在住のパッラビさん。
「それに、兄が身に着けるものだから、おしゃれで上品なものじゃないと恥ずかしいでしょう」と言いながら「最高の1本」を求めて宝石店巡りをしていた。
同じく買い物中の別の若い女性ラジニさんは、「弟にはいつもできるだけ良いものを買ってあげたいと思ってきた。最近は収入も上がってきたし、今年はぜひ特別なラキを贈りたい」と話した。
もちろん宝石店はにわか景気にえびす顔だ。