交通事故に遭って脳死状態となったハイダラバードに住む53歳の主婦が、家族の合意により母の日前日であった8日、その臓器を必要な患者に提供した。
5月9日付ナブバーラト紙が報じた。
インディラ・レッディ(Indira Reddy)さんは6日朝、親戚の運転するバイクが溝に突っ込んだ際、その後部座席から身体を投げ出されて頭を強く打ち、すぐに脳外科の専門病院に運ばれたが7日に医師により脳死状態に陥ってしまったことを告げられた。
搬送先の病院では、脳死状態となった患者の家族に、NGO「モハン基金(Mohan Foundation)」が臓器移植の説明をすることになっている。
悲しみに沈むインディラさんの家族は「説明を受けるまでもなく、臓器移植は何たるかを知っていた」(同NGOメンバー)といい、「せめて母・妻が別の人の身体の中で元気に生き続けること」を願い出、肝臓、心臓弁、腎臓、眼球を、それぞれ市内の必要としている患者さんに提供したという。
奇しくも母の日前日、同時に複数の人へ命のプレゼントをすることになったインディラさんは、再び偉大な母となり生まれ変わった。