中国の人民解放軍によるインド国境侵入がメディアを騒がせる中にあって、中国人技師らが酷暑のデリーで、同メトロの延長路線の工事に黙々と当たっている姿が報じられている。
今回、区間9.37キロメートルが計画されている延長路線の工事にあたり、世界で最も勢いよく成長する新興国同士の経済協力関係は見逃せない事実となっている。
技師らは上海の都市整備にあたる「Shanghai Urban Construction Group(SUCG)」から派遣され、300トンのトンネル掘削機を操り、17世紀に建てられた歴史的建造物ジャマー・マスジッド(Jama Masjid)のかつて裏庭だった場所に穴を掘っている。
この場所にはこれより新駅が建設される予定となっているが、史跡周辺であることと、砂岩が中心の地質であるだけに、慎重な作業が要求されている。
SUCGはこれまでにも、2009年のデリー・メトロ空港線のトンネル工事や歩道橋建設などの都市整備に貢献してきた。
「今回の中国軍による国境侵犯により、これまでの努力と貢献に傷がつくことを恐れている。特にビザの申請は厳格化するかもしれない。インドは建設業界にとって非常に重要な市場のひとつであり、円滑な事業環境が維持されて欲しい」SUGG技師のひとりは心配する。