スウェーデンに本社を置く大手家具販売チェーン、イケア(IKEA)は、インド1号店を中南部の大都市、ハイダラバードにオープンする可能性が高いと発表した。
同社幹部らはハイダラバードを州都とするテーランガーナー州政府との間で協議を重ね、投資を誘因するためにも迅速な手続きを求めている。
同州が発表した声明では、イケア・インド最高経営責任者であるジューヴニコ・メーストゥ(Juvenico Maeztu)氏を筆頭とする同社幹部が、チャンドラシェカール(K Chandrashekar)州首相と会合、州は同社第1号店を開店するための手続きの迅速化について約束し、また同社側の提案により覚書の締結も予定していると伝えている。
イケアは昨年5月、小売業者としてインドで100パーセント海外直接投資による経営を、インド政府によって許可された最初の企業の1社である。
同社によればイケアの小売店舗は全世界で標準的な設計に従って建設され、平均して1億米ドル(55億〜60億ルピー)の投資が行われる。
さらに、女性起業家グループの育成や、州内の竹や木製品の職人、絨毯メーカーなどからの供給を行うなど、同州経済に大きな貢献ができるとアピールしている。