昨年12月11日に92歳で亡くなった、シタールの名奏者として全世界にその名を馳せた故ラヴィ・シャンカル(Pandit Ravi Shankar)さんが、奇しくも没後60日目となった11日、グラミー賞の生涯功労賞(Lifetime Achievement)を受賞し、腹違いの2人の娘で、シタール奏者のアノウシカ・シャンカル(Anoushka Shankar)さん(31)と、シンガーソングライターのノラ・ジョーンズ(Norah Jones)さん(33)が、父の代理として賞を受け取った。
ラヴィ・シャンカルさんはアルバム「The Living Room Sessions Part 1」で、同じくシタールのアルバム「Traveller」でノミネートされていた娘のアノウシカさんを破り、ベスト・ワールド・ミュージック(Best World Music Album)賞も受賞している。
授賞式に出席した、自身も9回ものグラミー賞受賞歴を持つノラ・ジョーンズさんは、「父が存命であれば受賞をどれほど喜んだことだろう。共に朝食に就き、テーブルをリズミカルに叩きながら父に挑戦を仕掛けられことを思い出す。音楽に生き、音楽を呼吸し続けた父がこの場へ出席することが叶わなかったことをとても寂しく思う」
故ラヴィ・シャンカルさんは往時、今回の受賞以前に2度のグラミー賞受賞歴があるが、トロフィーを友人宅に置き忘れてなくしてしまったり、「そもそも自分がグラミー賞を受賞していたことすら忘れてしまうような生粋の芸術家だった」とはアノウシカさん。