12日、ムンバイ国際空港の新ターミナル、「ターミナル2」が、ついに一般利用客向けに開業した。
新ターミナルの開業に合わせて、西部高速道路(Western Express Highway)と空港とを直接結ぶ、全長2.2キロの陸橋道路も開通し、慢性的に渋滞しているムンバイ市街地をバイパスして空港に至れるようになるため、旅行者にとっての利便性が大幅に高まりそうだ。
今回の空港周辺プロジェクトは、総工費40億ルピーが投じられた大規模なもので、工期にたびたびの遅れがあったが、今回ついに、開業にこぎ着けた。
特に空港直結道路の完成により、プネを含めたムンバイ郊外から空港に至る旅行者は、空港到着時間を最大30分ほど短縮できるものと期待されている。
空港周辺は今後も、ムンバイ都市地域開発機関(Mumbai Metropolitan Region Development Authority:MMRDA)などが中心となって、交通利便性の向上を目指した様々な工事が継続される見込み。
ムンバイでは今月2日、インド初となるモノレールも開通している。