インドではまだまだマイノリティであるため偏見など社会的に不利な境遇に晒されているレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランジェンダーなど、その頭文字を取って「LGBT」と総称される多様な性傾向を持つ人々が、世界的な運動に呼応し6月を「プライド・マンス(Pride Month)」と設定し、28日にはチェンナイで「プライド・マーチ」を展開する。
プライド・マンスは1969年、警察官によるLGBTメンバーへの嫌がらせが発端で火がついたニューヨークの「ストーンウォール事件」を教訓に、米国内や世界中で巻き起こったゲイの権利運動を記念し始まった。
インドでもゲイらに公共の場で話す機会を作ろうと、プライド・マンスやマーチがデリーやムンバイ、コルカタで開催されたが、チェンナイでは初めてだ。
イベントの運営を担当するバンガロールの男性は、「警察との最終調整が鍵だ。しかし近年は州政府からもLGBTらの福祉を保障するよう通達が出されるなど理解が得られており、僕らの活動に協力してくれるものと信じたい」と、保守的であるとされる同市でのイベントの成功を祈るような気持ちだ。