カルナータカ州政府は動物愛護の方針を年々強化しているようだ。
畜牛の食肉用解体禁止に続き、農村部を中心に24時間365日の救急サービスを開始した。
8月10日付ナブバーラト紙が報じた。
当初は少なくとも800万ルピーの追加的投資を行い、まずは50カ所に家畜用救急医療センターを配置する。
同州では農村住民を対象とした24時間365日救急サービスも展開しており、それを踏まえて今回の家畜向けサービスは、官民連携モデルで展開される計画だ。
レブ・ナイク(Revu Naik)同州畜産大臣は、農村部における慢性的で深刻な家畜用医療施設の不在をあげ、今年度から500名弱の獣医師を州内に確保すると発表している。
家畜の健康状態に異常があるとコールセンターが通報を受けたら、50カ所のうち最寄のセンターから、獣医師とアシスタント、救急救命用医療器具を搭載した救急車が現場へ出動する。
2007年度の家畜個体数調査によると、同州内における畜牛の数は1,500万頭、バッファロー430万頭は、羊は1,000万頭、ヤギ600万頭、鶏が4,000万頭となっている。